自然とアートの調和。
鹿児島県湧水町にある霧島アートの森の見どころをご紹介します。
こしかの温泉から車でおよそ45分。
霧島アートの森は霧島連峰の西部、標高約700mの高原に建てられた野外美術館です。
~野外美術館について~
野外美術館とはアート作品や展示物を野外で楽しめる美術館です。
美術館と聞くと厳粛な雰囲気で敷居が高いイメージがありますが野外美術館では広大な自然にアート作品が展示してあるので解放感があります。
自然の中をゆっくりと散歩しながら作品を楽しんだり作品と触れ合いながら写真を撮ったり、普通の美術館とは違った楽しみ方ができます。
また、アートに触れる機会がないという方も楽しめるフォトジェニックなスポットだとSNSでも近年話題になっています。
~霧島アートの森の代表的な作品をご紹介~
霧島アートの森のには様々な作品が展示されていますがその中でも代表的な作品をいくつかご紹介します。
<浮くかたち-赤> 植松奎二
現代美術作家・彫刻家の植松奎二(うえまつけいじ)氏の作品。
浮いた丸い石に赤い円すいが逆さまに乗っていてどうやって乗っているのか思わず首を傾げてしまうような作品です。
円すいと石がわずかに繋がるところは新しいエネルギーの源を意味しており、異なる材料の部品を組み合わせるところに人間と自然との関わりが表されているそうです。
どの方向から見ても重力を感じさせずまさに空中に浮いているように感じる作品です。
<シャングリラの華> 草間彌生
長野県出身の前衛芸術家草間彌生(くさまやよい)氏の作品。
草間彌生氏というと瀬戸内海に浮かぶ島、直島に展示されているかぼちゃが有名ですが実はこちらの霧島アートの森にも作品が展示されています。
不老不死の桃源郷に色鮮やかに咲きほこる花がテーマで生命・魂・希望を表しているそうです。
草間氏のダイナミックで圧倒的な色彩感覚を感じとる事ができる作品となっております。
<あなたこそアート> チェ・ジョンファ
現代アーティストであるチェ・ジョンファ氏の作品。
まるでドーナツのように見えるこちらの作品は額縁をモチーフにしています。
この空洞から覗けば見えるもの全てが作品になりもちろん自分が空洞に入ればそれも作品になります。
どの風景を背景にどんなポーズで記念写真を撮るのか、友人とともにあれこれ試してみるのもきっと楽しいですね。
<キリシマのキチ> 牛嶋均
福岡県出身の芸術家牛嶋均(うしじまひとし)氏の作品。
一見公園の遊具のように見えますが実はこれもアート。
不思議な形のジャングルジムや上るための階段が無い滑り台などやがあり、実際に遊びながら人と人とのつながりや人と自然のつながりを感じる事ができる作品です。
また、画像に写っている白い建物はアートホールと呼ばれる建物で建築家である早川邦彦(はやかわくにひこ)氏が設計しました。
そのアートホールの中にも作品が展示されており年に数回特別企画展が開催されています。
野外作品は全部で23作品ありますが上記でご紹介した4作品以外にも素敵な作品があるので、ぜひ散歩をしながら探してみて下さい!
~入園料について~
霧島アートの森の入園料は大人でも320円です。
大学生・短大生・専門学生などは学生証の提示で210円で入園する事ができます。
他にも障害者手帳をお持ちの方や、鹿児島県内の小中高生と70歳以上の方向けに免除がありますので、詳細につきましては霧島アートの森の公式ウェブサイトをご覧ください。
一般 | 高・大学生 | 小・中学生 | 幼児 | |
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入園料 | 320円 | 210円 | 150円 | 無料 |
団体割引(20名以上) | 250円 | 160円 | 120円 | 無料 |
年間パスポート | 640円 | 420円 | 300円 | 無料 |
さて、霧島アートの森をご紹介しましたがいかがでしょうか?
アートホールにはカフェテリアや所蔵作家のオリジナルグッズを販売するショップもあります。
そのオリジナルグッズも霧島アートの森でしか手に入らないものばかり。
ぜひ霧島アートの森に訪れて霧島の自然とアートの調和をお楽しみください!
霧島アートの森
住所 | 〒899-6201 鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-220 こしかの温泉から車でおよそ40分。 |
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駐車場 | あり 駐車可能台数197台 |
営業時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) 7/20~8/31の間の土日祝は19:00まで(入園は18:30まで) |
休業日 | ・毎週月曜日(祝日の場合は火曜日) ・年末年始(12/29~1/2) ・メンテナンス(2/13~2/20) |
電話番号 | 0995-74-5945 |
関連リンク | https://open-air-museum.org/ |